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新幹線 仙台を重視するポイント

ハダカムギと小麦は3月に種をまき、9月から10月にかけて収穫される。 ヤクやウシ、ヒツジのミルクからバター、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品を作り、たまには家畜の肉や内臓も食料となる。
家畜の毛をつむいで衣類、敷物やその他の加工品を作り、皮革は靴などの材料になる。 ヤクは耕作や荷運びにも使う。
ほとんどが自給自足の生活だ。 夕食時、まずチャンが出され、飲んで減った分だけRさんがすぐにグラスに注いでくれる。
いつもグラスはあふれんばかり、つい飲み過ぎてしまう。 バター茶とツァンパ、小麦粉をこれて焼いたナン、ゆで卵、川魚の煮つけの食事が出された。
なかなかのごちそうで、いける味だ。 食後にTさんが「酒をすすめる歌」を歌いながら、また私にチャンを注ぐ。
歌が終わらぬ間に飲み干さないと、罰ゲームをやらなければならない。 グラスは主人、奥さん、長男、私とかけめぐる。
そのうち手拍子で一家6人の歌が始まった。 おや、木曽節にそっくりだ。
続いて私が木曽節を歌うと、チベットの民謡に似ているので、彼らも大はしゃぎだ。 それからというもの、言葉があまり通じないので、歌合戦となる。
歌は国境を越えて……か。 夫妻の部屋の内部は、外観からは想像もできないほど色あざやかだ。

正面に立派な仏壇があり、D・R14世の肖像画や塁茶羅が壁面いっぱいに飾られている。 毎朝、聖水をとりかえ、朝な夕なに一家で拝んでいる。
Tさんが「昔は地主からムチで打たれてこき使われ、働いても働いても貧乏暮らしが続いた。 解放後は自由になって、収穫も増え生活が楽になった」と、しみじみ語り、「昔を思い出すとゾッとする」という言葉には実感がこもっていた。
たった3日間の滞在だったが、平和で楽しい一家団らん、村中で助け合う付き合いなどが身近にみられた。 新聞記者としてチベットに招待され、かなり好意的に取材活動をさせてもらえたのは、中国政府がこれからラサと周辺の受け入れ態勢を整備して、外国の観光客誘致のための広報活動を目的にしていたからだと思う。
それは別として、実際、多大な成果があったので、新聞紙上や雑誌で大きく発表した。 また写真展や講演、講義などの要望も意外に多かったのは、日本人にとってチベットの魅力がそれだけ大きいことの証拠だと思う。
そこで1987年、返礼ツアーを企画し周辺の人びとに呼びかけてみた。

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